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Euthanasia Coaster

Design, engineering: Julijonas Urbonas

Julijonas Urbonasのジェットコースターの概念は”優雅さと幸福”がありながら命を奪うこと。

２４人乗りのジェットコースターは２分かけて５１０mの高さにまで上がり、その後一気に下ったあと７つの連続したループで宙返りをする。３６０km/hに及ぶこの落下と宙返りでは１０Gもの力がかかるそうで、脳が低酸素状態に陥りその機能を停止するとう仕組みとなっている。このプロジェクトは、ロンドンのロイヤルカレッジアートのデザイン・インタラクション部門の博士課程の一部として行われた。”重力と美学”と題され、遊園地の乗り物などの軌道空間やパワード外骨格、筋肉の疲労など、重力が与える私たちへの変化の関係性によって生成されている。

”安楽死の為のジェットコースター”、とても違和感を感じる。それは日本と欧米の文化の違いからだろうか？

日本では、安楽死は法的に認められておらず、刑法上殺人罪の対象となる。一方、ヨーロッパを中心とする欧米では合法として認知されている。このプロジェクトに対しては、賛否両論の声がある。
ただ、彼の設計は緻密で完璧にされている。