fashion

Dolce & Gabbana Fall 2013

前シーズンに引き続き美しくもゴージャスなコレクションとなったDolce & Gabbana。

モザイクがプリントされたドレスやブルマスタイル、裾の広いレースドレスなどとても繊細で美しいものばかり。ジュエリーやシューズに至まで、こだわりを感じます。

また、今回のコレクションからは、彼らのメッセージ性を強く感じさせられます。

オープンを飾った、このダーズドレスにはイタリア・シチリアにある大聖堂Monrealeの有名なビザンチン様式とバチカンのモザイクがプリントされており、ジュエリーやロザリオは枢機卿を連想させられます。。２月２８日をもって、第２６５代ローマ教皇Benedictus１６世が退位するというこのタイミング、、考え過ぎでしょうか？

person

STEVE REICH

ミニマル・ミュージックの先駆者と言われるSteve Reich

この「Music for 18 Musicians」は、STEVE REICHの現在の雛形とも言われる１８人の演奏家による複雑で美しい作品。

音型を反復させるて出来るこの独特の世界観は他にはない。

中でも初期の作品「it's gonna rain」や「Come Out」は、とても興味深い。

「人声」で同じ言葉を吹き込んだ２つのテープを同時に再生し、次第に生じてくる「ずれ」がだんだん心地よくなっていく。。

しかし、「it's gonna rain」は世界の終焉についてのペンテコステ派牧師による説教のループ。「C

one Out」は1964年におこったハーレム大暴動で怪我を負った少年が、病院に行く為に警官に傷を広げて照明しなければならなかった時のことを語っているもの。政治的なメッセージも含まれておりとても感慨深い。。

it's gonna rain

Come out

culture

ポーランド出身の映像作家・映画監督のZibigniew Rybczynski監督の短編アニメーションフィルム「Tango」

１９８２年に公開された約８分のショートフィルムなんですが、なんともシュールで味があります。

一つの部屋を舞台にした作品で、徐々に部屋の中に人が増えていきます。それぞれ個々に動いているのですが、それがループしながらリンクしていくというシンプルな物なのですが、この計算されつくした動き、構造、すごいです。この作品はデジタルではなく、１万６０００枚ものフレームを７ヶ月かけて構築されており、約８分のフィルムを作るのに７ヶ月を費やすという、この監督には感銘を受けます。。

この作品を手がけたZibigniew Rybczynski監督は、１９７０年初頭よりデジタル技術をいち早く取り入れた映像作品を発表し、ジョン・レノンやオノ・ヨーコ、ミック・ジャガーなどのミュージック・ビデオも手がけるなどしています。ちなみに代表的なものだとジョン・レノンの「IMAGINE」などです。

photo diary

Backstage

fashion

Oscar Dw LA Renta Fall 2013-2014

先日、NYコレクションでOscar de la Rentaのコレクションが発表されました。

今回は、John Gallianoがデザインオフィスに参加するという事で、以前より楽しみにしていたコレクションの一つ。

John Gallianoが表舞台に出て来ることはなかったですが、ジェケットやシルエットがどことなくDiorのクラシックデザインを感じさせるものでした。。

今回のコレクションは、ビビットカラーのジャケットやタイトスカートにロンググローブ、クラシカルなワンピースにビンテージドレスなど。ヘアメイクも洋服のデザインとともに変化していきオープンとクローズでは全く別物に。ハットにストレートヘア、ビビットなリップから、ダウンのウエーブヘアに色味のないマットなメイク、サイドでコンパクトにまとめたヘアに赤いリップのヌーディーなメイク、最後はフィンガーウエーブにダークカラーのクラシックスタイル。一つのコレクションの中でここまでイメージが変わっていくのも珍しのではないでしょうか？

Oscar de la Rentaはインタビューで、「今回のコレクションではJohn Gallianoの意見を多く取り入れている。ぜひ、このままいて欲しい」と語っています。

まだ、復帰のめどが立っていないGalliano、今後の動向が気になります。

一日も早い復帰を願って。。