2013/04/22

ART


Urs Fischer-Untitled

NYを拠点に活動するスイス出身のアーティストUrs Fischer
彼の「Untitled」と名付けられたロウで作られた等身大の彫刻
ベネチアアートビエンナーレ「Illuminations」の為に作られ、ビエンナーレ期間中にロウが溶けて、崩壊していくというインスタレーション。
数ヶ月に及ぶ展示期間中に、ロウがじわじわと溶けて行く様は、破壊的でありながらもとても美しいです。










2013/04/12

CULTURE


RHYE
カナダ出身のシンガー、プロデューサーのMike Miloshと、デンマーク出身のエレクトロやソウルのプロデューサー、アレンジャー、ミュージシャンのRobin Hannibalの2人によるソウル・ユニットRhye

まず、注目なのが、Sadeを思わせる美しいMike Miloshのヴォーカル。
そのソフトで甘い歌声はなんとも美しいです。。
彼らは、1年前に「Open」でデビューしたのですが、当時は顔を出さずに活動していたため女性ヴォーカルだとよく間違われていたそうです。
Mike Miloshは、女性に間違われるとこに対して「自分が女性のような声をしているとは思っていない。しかし、多くの人がそう思ったのも理解出来る。何か女性的なものと結びつけたいんだろう。」と語っています。
確かに、「Open」や続くセカンドシングル「The Fall」共に男女の関係を歌っているのですが、セクシャルな部分が多くとても女性的に感じます。とても切なくも官能的な歌声です。

ちなみに、この2曲が収録されている彼らのデビュー・アルバム「Woman」は、Mike Miloshの妻である女優のAlexa Nicholasに捧げられています。このアルバムを製作時は、恋愛の渦中だったこともあり、彼女への想いが歌声にも現れていたのかもしれません、、

「Open」

「The Fall」

そして、Mike Miloshのヴォーカルを更に引き立たせているサウンド。オーケストラアレンジされたハーブやピアノにエレクトロニクスがミックスされ絶妙なバランス。
とても寛大で美しく包み込まれるような感覚になります。

こちらは、Sadeの「I Couldn't Love You More」

2013/04/08

PHOTO DIARY

OSAKA-MINAMI


fashion



アジアン・モデル
昨年から、PRADAやKENZOを始めとするビックメゾンやファッション誌のエディトリアルで、日本様式やアジアをイメージした物が多く見受けられ、それに比例するかのように、ここ最近のアジアンモデルの活躍には目を見張ります。
MODEL.COMには、Liu Wenを筆頭としSui He、Fei Fei Sun、Xiao Wen Ju、最近ではMing XiやTian Yiなど中国人モデルがランクインしており、日本人モデルではTao、そして注目の新人Chiharu(ランクインはしていないですが)。韓国人モデルでは、ブロンドヘアのSoo Jooが活躍しています。
そんな中、個人的に注目しているのがアジア系のモデル。
日本人とベルギー人のハーフYumi Lambert、中国人とカナダ人のハーフであるMae Mei Lapres
そして今気になるのが、カザブスタン出身のAya Sarbassovaです。長い手足に、美しい黒髪、白い肌、そしてエキゾチックな顔立ち。ヘアメイクで、クールにもセクシーにも見せる事が出来ます。
残念なのは、彼女はフルタイムでモデルの仕事をしておらず、まだエディトリアルが少ない事です。。
(パリのモデル事務所に所属しており、昨年よりパートタイムのモデルとして活動をしています。)

Yumi Lambert

Mae Mei Lapres

Aya Sarbassova

ここで上げたアジア系のモデルは、現在活躍している中国人モデルに比べると“強さ”がなく、欧米系モデルのような“キレ”もありません。しかし、逆に言ってしまえばどちらの良さも持ち備えており、どちらにも活けるという事ではないでしょうか。欧米人からすれば、アジア系モデルであり、アジア人からすれば、欧米系と、いった具合にどちらにも属し属さないという彼らだけが持っている強みだと思います。
また、今の時代だからこそいいのではないでしょうか、、
今後も、彼らの動向を追っていきます。

2013/04/06

person



PES

ストップモーション・アニメーターPESことAdam Pesapane
彼の手がけた「Fresh Guacamole」は、第85回アカデミー賞にて短編アニメーション映画部門にノミネートし、全編1分40秒というアカデミー賞ノミネート史上最も短い作品になっています。
「Fresh Guacamole」

Adam Pesapaneは、ニューヨーク在住のストップ・モーション・アニメーター
Adam Pesapaneがアニメーションを作るきっかけは、バージニア大学在学中に見たチェコの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルの作品。そこから、アニメーションに興味を持ちチェコのイジー・トゥルンカやロシアのラディスラフ・スタレヴィッチなどに影響を受けて、独学で作品を制作。デビュー作品「Roof Sex」は、2002年のアヌシー国際アニメーション映画祭でベスト・ファースト・フィルム賞を受賞しています。
「Roof Sex」

彼の作品のインスピレーションは、日常の“ふとした”所からきており、使われている物は、私たちの身近にあるものがほとんど。彼は普段から「物」について考えており、日常の中から感じた事やリアルな思いつきを作品に反映させているそうです。意外な物同士の組み合わせで、見ていて一瞬「あれ?」と感じた次の瞬間には、それが心地よく感じるから不思議です。
作品の構成の仕方もユニークで、まず一つの”物”に着目し、そこから妄想を膨らませていくそうです。
Fresh Guacamole」では、まずスーパーに積まれていたアボカドからスタート。そこからアボカドを掴んで投げてスーパーを爆発させる→手榴弾=アボカド→アボカド料理→ワカモレ と連想していって出来たそうです。まるで連想ゲームのようにして出来た作品は、見る人の「次は何がくるの?」という好奇心を刺激し、ついつい見入ってしまいます。

2013/04/04

culture


ガーリーテクノ"SUSAN"
80年代のガーリーテクノ"SUSAN"のアルバム「Do You Believe In Mazik」や「The Girl Can't Help It」
30年近く経った今聞いても、色褪せることなくむしろ新鮮に響きます。
このアルバムには、YMO初め様々なアーティストが参加しており、大きくは同じジャンルなのですが、1曲1曲それぞれ関わった人の味がでており、聞いていてとても面白いアルバムです。
中でも、Screamer(詩:C. Mosdell 補作詞:大村憲司 曲:高橋幸宏)は、エコーが追いかけてくるヴォーカル処理に、popなサウンドが重なりとても面白い1曲。


My Love(詩:高橋幸宏 Peter Barakan 曲:高橋幸宏)こちらは、ジャパニーズ・シンセポップといった感じで、耳に残るサウンドにSUSANの甘く切ないヴォーカルがかなり効いています。

(YouTubeはアップ出来なかったのでこちらから)