PES
ストップモーション・アニメーターPESことAdam Pesapane
彼の手がけた「Fresh Guacamole」は、第85回アカデミー賞にて短編アニメーション映画部門にノミネートし、全編1分40秒というアカデミー賞ノミネート史上最も短い作品になっています。
「Fresh Guacamole」
Adam Pesapaneは、ニューヨーク在住のストップ・モーション・アニメーター
Adam Pesapaneがアニメーションを作るきっかけは、バージニア大学在学中に見たチェコの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルの作品。そこから、アニメーションに興味を持ちチェコのイジー・トゥルンカやロシアのラディスラフ・スタレヴィッチなどに影響を受けて、独学で作品を制作。デビュー作品「Roof Sex」は、2002年のアヌシー国際アニメーション映画祭でベスト・ファースト・フィルム賞を受賞しています。
「Roof Sex」
彼の作品のインスピレーションは、日常の“ふとした”所からきており、使われている物は、私たちの身近にあるものがほとんど。彼は普段から「物」について考えており、日常の中から感じた事やリアルな思いつきを作品に反映させているそうです。意外な物同士の組み合わせで、見ていて一瞬「あれ?」と感じた次の瞬間には、それが心地よく感じるから不思議です。
作品の構成の仕方もユニークで、まず一つの”物”に着目し、そこから妄想を膨らませていくそうです。
「Fresh Guacamole」では、まずスーパーに積まれていたアボカドからスタート。そこからアボカドを掴んで投げてスーパーを爆発させる→手榴弾=アボカド→アボカド料理→ワカモレ と連想していって出来たそうです。まるで連想ゲームのようにして出来た作品は、見る人の「次は何がくるの?」という好奇心を刺激し、ついつい見入ってしまいます。
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