2012/10/27

art


Faking It Manipulated Photography Before Photoshop

メトロポリタン美術館でとても興味深いエキシビジョンが開催されている。
「Faking It Manipulated Photography Before Photoshop」
その名の通りPhotoshopが発明される以前にアナログで作られた実験的な写真を集めた初めての大きなエキシビジョンになる。1840年代から1990年代の間のメディアやアート、政治、ニュース、エンターテイメントなどを視覚的に捉えとても面白い写真を作り上げており、このエキシビジョンでは約200点の作品が展示される。これらの写真は2つ以上の写真を1つのプリントに作り出す多重露光やコンビネーション印刷、フォトモンタージュを使い、さらにレタッチを行っている。アナログのやり直しの効かない時代に、ここまでのクオリティーを作り出した彼らは本当に素晴らしいと改めて感じる。


展示リストの中で気になるのはMaurice Tabardの作品。彼の作品には多くの女性が登場しており女性の繊細な部分と力強さが美しくミックスされている。また洗練されており都会的、未来的である。
1枚の写真に複数の要素がミックスされ、より複雑化し魅力をましている。

Maurice Tabard(1897-1984)はフランス出身の写真家。20代で写真を始め、ファッション写真や、広告写真を多く手掛けている。フォトモンタージュ、ソラリゼーション、フォトグラムを多用した、シュルレアリスム系の作品が多い。彼の作品に惹かれるのはシュルレアリスム系の作品が多く、どこかマン・レイを感じさせる所があるからかもしれない。。






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