Linda Fargo & Visual artist David Hoey
10月も終わり、まもなく11月。1ヶ月後には街はクリスマス・ディスプレイでいっぱいになっているだろう。
クリスマス・ディスプレイで楽しみなのが、BERGDORF GOODMANのHoliday Windows
百貨店のショーウィンドウの枠を超え、そこには不思議な世界が広がりアートとファッションが見事に融合している。まるでアート作品のよう。
このウィンドウを手掛けているのが副社長のLinda Fargoとヴィジュアル・アーティストのDavid Hoeyのチーム。LindaがGoodmanで働き始めた1996年には今の様な流行の最先端をいくデパートではなく、現代的なタッチを失っていた。Lindaはヴィジュアル・アーティストであるDavidとタックを組み、5000万ドル掛けてGoodmanを美しく生まれ変わらせた。彼らは14年間ショーウィンドウのデザインを手掛けており、彼らの功績は大きい。
デザイナーであるDavid Hoeyは「この仕事は建築家でありケーキ職人である」と語っている。その言葉の通り、ディスプレイはとても緻密に計算され設計されており、きらびやかなアイテム達が施されている。道行く人も足を止めて見入ってしまう美しさ。2011年のHoliday Windowsも2年以上かけて作られており、そのこだわりはアンティークのパーツ探しから始まり、アーティストにオーダーして作られた美しいモザイクタイル、、これ以上ないという程の完璧な作り込まれた世界観。。
今までのHoliday Windowsで一番好きなのは、2009年の「Alice in Wonderland」をテーマにしたAlexander McQUEENのドレスを着たこのウィンドウ
中央の螺旋階段といくつものドールハウス、アリスの不思議な世界とAlexander McQUEENの世界観とが見事にマッチしている。"ショーウィンドウ"という限られたスペースにここまでの世界観を作れるのは本当にすごい。アイデア、構成力、とても勉強になる。2012年のHoliday Windowsもまもなく公開される。今年はどんな驚きがあるのか、今から楽しみでしかたない。。
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