2011/10/24

art1023



Enzo Mari(1932-)



1932年イタリア北西部、ノヴァラ生まれ
1952年ミラノ国立ブレラ芸術学院にて学ぶ
1956年ブルーノ・ムナーリらと共にダネーゼ社の為のデザイン活動を開始
1972年ニューヨーク近代美術館の『ニュー・ドメスティック・ランドスケープ展』に出品
1977年ADI(イタリア工業デザイン協会)会長就任
2002年ミラノ工科大学名誉学士授与
2004年財団法人岐阜県産業文化振興事業団オリベ想創塾名誉客員教授就任



厳格なスタイルで知られる、イタリアを代表する工業デザイナー。
ミラノ工科大学はじめ、多くの大学で教鞭を執る。
コンパッソ・ドーロ賞を4回受賞するなど、受賞歴多数。
1950年代初頭から視覚心理学及び3次元空間の知覚的構造の構築を研究。アーティスト、デザインの思想家、プロダクトデザイナーとして幅広い活動を精力的に行う。
ドリアデ、ザノッタ、カルテル、マジス、ダネーゼ、アレッシィ等、トップブランドの作品を数多く手がけ、これ迄に製作した作品数は1,600点を超え、その内29点はニューヨーク近代美術館の永久所蔵品に選ばれている。また、1973年製作の磁器21点が、東京国立近代美術館工芸館に所蔵されている。



Iela Mari

夫・Enzo Mariと共にグラフィック・アートの面から優れた絵本を発表している。絵本には文字がなく、芸術性の高い水準を保ちながらも、科学性も失わない知識絵本として、高く評価されている。


     「La pomme et le papillon」

青いリンゴが赤いリンゴになり、リンゴの中から生まれた虫がさなぎ、そして美しいちょうになり、またりんごの木に戻って卵を産み・・・と文字を使わず、季節の移り変わりを色で表した絵本。



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