Paul Marie Verlaine(1844-1896)
フランス人の詩人。
約540編の詩を残すが、その人生は酒・女・神・祈り・反逆・背徳・侮辱が混在し破滅的なものだった。
25歳で結婚するが、挙式直後に普仏戦争(1870−1871)に招集される。
結婚1年後に、ランボーと出会い妻に暴力を繰り返した上に彼と同棲する。その後イギリス・ベルギーを転々とするが、ブリュッセルでランボーをピストルで撃ち収監される。獄中で妻との別居請求が認められない事を知り、落胆しカトリックに帰依する。出獄後、元妻との和解をはかる一方、ランボーと格闘した。
イギリスの中学に教職を得たが、生徒の美少年リュシアン・レチノアに惚れ職を喪い、彼を伴い帰国する。しかし、リュシアンが一年後に死に、堕落放浪の日を送り泥酔して母の頸を絞め入牢する。出獄後、リュシアンの故郷を放浪した。
パリへ戻り、ホテルと慈善病院を転々とし娼婦の家に転じ、情夫となった。その後生活費の為に、講演旅行を行い51歳で娼婦に看取られて死去。
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